こんにちは共月堂です。

 上の写真は、昨日少し書いた二寸鍼です。少々見難いかもしれませんが、長さは解ってもらえますか? ボールペンの大きさと見比べると、やはり長い鍼ですね。
 コチラは中国鍼と呼ばれる種類の物で、太さは少々太め。太いのには理由があります。
 臀部の筋肉は、大きさもさることながら、他の筋肉と比べて強い筋肉なのです。足を動かし体を支える役目の筋肉なので、強い力が出せるのですね。ですので、細い鍼だと曲がる危険が有るのです。
 体格の個人差もありますが、男性の方ですと、やはりこの長さが必要になる事が多いですね。
 運動したり、長い時間座ったりすると足に痺れが出てくるようなタイプの腰痛、一般的に坐骨神経のトラブルが有る場合、コチラの鍼を臀部に使い、パルスなどで筋肉を緩める施術を行います。坐骨神経が梨状筋を突っ切る形で走行している事が多いため、梨状筋が緊張したり、運動によってダウンすると、坐骨神経を締め付けてしまい、それによってトラブルが発生するためです。
 少々専門的な話になってしまいましたが、長い鍼のお話でした。