こんにちは共月堂です。
 今日は朝から雨が降ったり止んだりのお天気で、折角の週末なのに残念です。明日に期待でしょうか?

 でも、水滴は綺麗です。
 
 今日は海外の鍼灸の記事を紹介したく思います。
http://bit.ly/CErE3
 URLが長かったので省略した物をリンクしてみました。この記事、題名からすごいですね。Changes in cognition induced by social isolation in the mouse are restored by electro-acupuncture. 私のつたない訳ですが「マウスの社会的隔離によって引き起こされた認識力の変化における電気鍼治療による改善」でしょうか。もの凄い事を研究しているなあと感心する次第です。どうもローマの学者さんが発表なさったようですね。他にも痛みが神経成長因子と関係がある等の論文を出していらっしゃいます。神経系の研究をなさっているようです。この論文も神経の研究の一環なのでしょう。
 内容も面白いです。ネズミを孤立させてしまうと社会相互作用がなくなって学習した事を忘れてしまったりする事があるそうで、これを鍼の刺激によって脳の神経に刺激を与え、記憶や認識力を取り戻せる可能性はあるのか?という実験をしたのだそうです。たしかに、鍼の刺激によって脳の神経組織から特定の反応を引き出す事は確認されています。その事と記憶、それも社会という組織によって育まれた記憶や認識力を関連させているというのは興味深いものがあります。
 結果は論文のほうで堪能してもらうとして。
 鍼というものには、まだまだ色々な事が隠れていて、それらを研究していくことで現代の医学の中でも立派な治療の一部として確立されて行く事を私は望んでいます。