こんにちは共月堂です。
 針灸には東西の考え方が有り、私はその両方ともを大切にしたいと思っています。西洋医学の方はこちらでも時折取り上げているPubMedの論文紹介などで色々と書いたりしていますが、思えば東洋の方を書いてませんでしたね。時には東の医学の考え方を手軽に触れるというのも良い物だと思います。

初めて読む人のための素問ハンドブック

初めて読む人のための素問ハンドブック

 こちらの本は東洋医学と呼ばれる古典の一番の根幹となる黄帝内経素問の要約です。私も鍼灸師を目指して学校見学や治療院巡りをしていたころ、某針灸学校の先生に勧められて読みました。少々とっつきにくい部分も有るかと思いますが、私は今も素問には立ち戻ります。
 針灸で有名な古典は三つあります。黄帝内経素問、黄帝内経霊枢、難経の三冊です。どれも後の東洋的な身体観の基本と針灸診察の基本が書かれていて、何度読んでも新鮮な発見が有ります。本当に驚かされる本です。
 昨年夏に手に入れたのですが、開業準備に忙殺されて読んでいなかった難経を院の方に持ってきました。
http://www.frelax.com/cgilocal/getitem.cgi?db=book&ty=id&id=NJYZ093789
 難経の原文に、色々な時代の注釈が付記された本です。
 今日の昼休みは窓を開け、ゆっくり難経を読みたいなと思います。