こんにちは共月堂です。
 今日も少しだけPubMedから論文の紹介をしてみたいと思います。
 私が針灸学校の学生だった頃、同級生に「針灸って英語があるの?」と聞かれた事が有ります。なんでも携帯電話を新調したついでに新しいメールアドレスを設定するので、そこで鍼灸師っていう単語を使いたかったのだとか。
 針は普通にNeedlesとなりそうですが、治療という意味での鍼治療はAcupunctureとなります。ラテン語が語源で「先の鋭い物による治療」という意味が有るそうです。ではお灸は?となるとMoxibustionと言います。これは、お灸に使われる「もぐさ」がMoxaと訳される事からついた名称だそうで。
 更に細かい話をすると、「もぐさ」の原料はヨモギです。学生の頃、乾燥させたヨモギを加工して自作の「もぐさ」を作るという実技が有りました。使うヨモギは草餅の原料のアレです。沖縄だとフーチバーと言うのでしょうか?おそばに入れて食べますよね。
 さて、そんなお灸ですが、あの煙には害はないのか?という研究です。
 Does the burning of moxa (Artemisia vulgaris) in traditional Chinese medicine constitute a health hazard?
 結論から言うとタバコのような害は認められないが、換気はしないと駄目だろうという内容です。まあ、タバコと違いヨモギはそれ単体でも食用にされ、普通に食べられているものですし、大きな害はないだろうという予想通りでは有りました。
 また何かあったら紹介したいと思います。