こんにちは共月堂です。今日が祝日だと言う事を院に来てから知りました。共月堂は薬局様とガス会社様の間にあるのですが、いつもは朝の9時には開いているお店が閉まったままで。あれれ?と思いながらカレンダーを見ると、字が赤いという。木曜のみの休診でやらせて頂いている為に、休みの日という感覚が変になりつつあります。
 
http://www.acupuncturetoday.com/mpacms/at/article.php?id=31882
 鍼灸も科学の一つとして考える際、新しく発表されるデータは古典の研究と同じぐらいに重要であろうと私は考えるのですが、最新のデータの大半は海外で発表されるために、どうしても英語のサイトを見て回らなければならないのです。そんな一つに面白い記事が見つかりました。
 針は沈痛に優れた効力を持つ、この事実は、実は日本よりも海外で高い評価を得ています。その為、鍼治療を更に効率よく利用しようという意識が非常に高く、積極的にエビデンス(治療根拠)を得ようとして大規模なRCT(無作為比較試験)をデザインしデータを収集しています。先日紹介した記事も、そんな試みの一つです。今日は、そういったデータの応用の一つを紹介したいと思いました。
 針の沈痛は個人差はありますが、かなりの即効性を期待で切る沈痛作用が有ります。それ故に、アメリカの空軍において、イラクとアフガニスタンの空軍病院の医師に鍼治療の訓練を施す事が決まったそうです。記事にも有りますが、針は携帯性が高く、どこでも使用出来る上にコストが低い。そのため、戦地では緊急用の治療手段として優秀なのではないか?という判断がなされたようです。
http://www.acupuncturetoday.com/mpacms/at/article.php?id=31917
 そして、どのような治療を考えているのか?というと、耳への針を主体に考えているようです。確かに、全身から経穴を選ぶスタイルの鍼灸よりも、耳という極地のみを対象にした治療のほうが効率よく使えますし、習得も簡単です。
 鍼灸は、日々前進しているんだなあと感心すると同時に、私も精進しないと!って思います。