こんにちは共月堂です。
 雨が降ったり止んだり忙しい一日になりました。夜には雪が降るかも? 明日の朝は自転車通勤が出来ないのかなあ。
 

 今日は鍼灸師の道具、握力計を紹介します。
 鍼灸師は筋力のダウンした症状を良く診ます。怪我等の外傷が原因のときも有りますが、全身が弱ってしまった結果としての筋力ダウンは中々厄介です。筋肉の状態を数値として表したい時、院のような限られた空間では握力計が活躍します。
 手という部分は、大きな障害がないかぎり頻繁に使用されます。そのため、通常筋力が落ちるということは少ない部分と考えられます。逆にいえば、握力の低下は全身の体力の低下も意味します。実際、握力は30代をピークに年齢を重ねるに従って落ちて行く事が知られています。目安としては成人男性は45kg以上、成人女性は25kg以上ぐらいでしょうか。
 この辺りのデータは比較的重要とされ、文部科学省では毎年データをとって公開しています。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/10/attach/1285568.htm
 実際、握力が強い人の死亡率が低い可能性があるという研究結果も出ていました。意外と握力は大切な数値なんですね。
 よく、リンゴを握りつぶすというパフォーマンスが有りますが、あれはリンゴの状態にもよりますが、普通のリンゴですと80kgぐらいの握力を必要とするようです。