こんにちは共月堂です。
 今日も鍼灸師の道具を紹介したいと思います。
 先ずは、パルス治療器から。

 鍼を打った後に、コチラで電気を流して治療する機械です。何やら沢山スイッチが付いているのですが、それほど難しい事をやっている訳ではないのがミソです。
 鍼を打つだけでも大きな刺激では有りますが、状態によっては、もっと刺激を入れて行く方が良い場合という物が有ります。そんなときに使われる機械です。
 わりと世界的に鍼灸師に利用されている方法で、中国に研修に行った時、中国でも使われていたのを見ました。帰国する時に買って帰ろうか随分迷ったのを思い出します。向こうでは電針と呼ばれ、東洋的な症状と刺激方法がリンクしてあり、それによって厳密に使用法が分けられているのが日本と違う所でしょうか。
 西洋的な観点で使用するときは、筋肉や神経を直接狙います。電気刺激によって筋肉などを大きく動かし、それによるポンプ作用で血流の改善などを考えて使うのです。鍼という治療具は直接筋肉に作用出来るため、鍼とパルスを組み合わせると、短時間で状態の改善が可能になるのです。