こんにちは共月堂です。
 今年の夏は前半が雨につぐ雨だったこともあり、あまり夏場に使う事が無かったはずのお灸が大活躍をしています。お灸はお腹の調子を整えたり、エアコンの風が原因の不快感や痛みや冷えの解消に効果があるのですが、今年の夏は、それ以上に湿度が原因の、体の中の余分な水を捌く目的で使っています。
 お灸にも色々有り、前にも少し紹介したのですが、今回は棒灸というものを紹介したいと思います。

 こちらが棒灸です。
 モグサが棒状に固められていて、これを葉巻のように火をつけて使います。
 馴染み深いお灸とは形が少々違うので驚かれるかもしれませんが、中国とかですとこちらの方が一般的に使われていたように思います。使い勝手が良いということ、鍼と併用するのが簡単だと言う事が有るのではないかと推測しています。私が使っている物はモグサのみの棒灸です。これに漢方のお薬とかが入っている棒灸なんてのも有りますね。
 


 使い方は、外側の包装紙を剥いて火をつけて使います。外側の包装紙から押し出すように使うと短くなっても使いやすいですよ? 最後の方になると写真のようにチビてしまい、逆に包装紙は邪魔になりますけど。
 コレ一本で何時間の燃焼なのか?という部分はちょっと解りません。ですが、数時間は確実に燃えてます。私が最長使ったのが3時間連続というのが有りましたけど、それでも半分ぐらいだったように思います。これ以上は煙が室内に充満しすぎて無理でした。

 先端が赤くなり、煙が出て来たら手で熱を確認しつつ、使いたい患部の上にかざします。
 この時にお灸を持っていない反対の手で患部の熱を確認しながら使うのがコツといえばコツなのでしょうか。実はお灸の動かし方も三種類あって、それぞれに名前がついていたりします。温和灸、雀啄級、回旋灸という名称なのですが、この辺りは中国での名称に準じていますので興味の有る方は調べてみると面白いかもしれません。
 例として写した私の足の写真に関しては御勘弁ください。