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こんにちは共月堂です。
http://www.algerie.fm/
最近調子が悪くて繋がらなかったアルジェリアのFMラジオが繋がるようになって一安心です。コレからの季節、暑気払いで中近東のポップスなんて如何ですか?
さて、少しだけ東洋の人体観と気候に関する話を。
東洋医学において湿度が体の調子に影響を与えるとき、それを病気の原因ということから病因ともいいます。こちらは致病素因という言葉を短くしたものです。病因の中でも体外からの影響を外感と呼び、外感の中でも気候変化が原因とされるものを六淫(りくいん)と言います。
漢字ばかりですね。困りものです。
さて、六淫は「邪」という言葉が付きます。風邪も六淫の一つなんですよ? では六淫の6つを上げてみましょうか。風邪、寒邪、暑邪、湿邪、燥邪、火邪が六淫です。
この中でも、今の雨の多い季節に影響が大きい物は湿邪、湿気が関わる邪です。
東洋医学の産まれた土地は中国大陸だとされます。色々と細かい部分では一概に中国大陸だけという訳でもないようですが、概ね、そうだと思ってもらって良いようです。そこでは日本の四季と少し異なり、大別すると5つの気候が有ると言います。春夏秋冬に長夏とよばれる雨期を付け加えるのだそうです。
この長夏にあたる季節が、日本では梅雨が該当すると言います。
この長夏という季節の観念と、東洋医学の原典である黄帝内経素問の関連にかんしては以下の論文に詳しいので興味が御座いましたら一読するのも楽しいかもしれませんね。
http://teapot.lib.ocha.ac.jp/ocha/handle/10083/957